CPU 交換 (Athlon 64 X2 3800+ → Athlon 64 X2 6000+)
再生負荷が高い h.264 でエンコードされたフル HD 動画の再生で困ったので、CPU を交換した。Athlon 64 X2 3800+ から Athlon 64 X2 6000+。
M/B もろとも Intel の CPU に乗り換えようかと少し考えたりもしたのだけど、そうなると費用的に全然変わってくるし、Intel の CPU 周辺事情にまったく明るくなく、ソケットの互換性など将来性を判断できなかったこともあって、まあやめておいた。
シリーズ最上位の Athlon 64 X2 6400+ は 125 W だったのでなんとなく避け、89 W の Athlon 64 X2 6000+ に。値段は 15k を少し切っていた。
以下、dmesg よりメモ。
Athlon 64 X2 3800+ | Athlon 64 X2 6000+ |
---|---|
time.c: Detected 2000.002 MHz processor. | time.c: Detected 3000.018 MHz processor. |
Calibrating delay using timer specific routine.. 4003.67 BogoMIPS (lpj=8007355) | Calibrating delay using timer specific routine.. 6005.03 BogoMIPS (lpj=12010073) |
とりあえず、これで当分困らないだろう、たぶん。
なんとなく OpenNTPD に換えてみる
aptitude show openntpd すると only implements a subset of the NTP protocol, and does not adjust the rate of the clock.
とか説明に出てくるんだけど、それで全然かまわないわけで、なんとなく sudo aptitude install openntpd ntp_ してみる。openntpd のヴァージョンは 3.9p1-7 (Debian Sid)。
設定ファイルは /etc/openntpd/ntpd.conf。NTP サーヴァを ntp.nict.jp に変えようと、"http://www2.nict.go.jp/w/w114/tsp/PubNtp/qa.html#setting" にあるとおり "servers ntp.nict.jp" というラインを追加し、ディフォルトのサーヴァ設定をコメントアウトして sudo /etc/init.d/openntpd force-reload したんだけど、エラーが出て動かない。
ntp engine ready fatal: client_query socket: Address family not supported by protocol dispatch_imsg in main: pipe closed Lost child: child exited Terminating
"server ntp.nict.jp" ("servers" でなく "server") や "servers pool.ntp.org" ("ntpd.conf(5) - OpenBSD manual pages" にある例) だと、ちゃんと動く。Debian の BTS を眺めてみたり、軽く Google してみたりしたけど、なんでだかさっぱり。
しかたがないので、"server ntp.nict.jp" を 3 行書くって workaround。
ntp engine ready peer 133.243.238.243 now valid peer 133.243.238.164 now valid peer 133.243.238.163 now valid
以上、よくわからないのでメモっておく。
2009-04-17 追記: 知らない間に直ってたみたい。
EMonster の microSDHC カードをマウントする
SynCE (ActiveSync) じゃなく USB マス・ストレージ・クラスで接続
しばらく前に EMonster (S11HT) を買ったのだけど、うちにはもう Windows PC がないので ActiveSync を使って接続するってのができなくて*1、どうすればいいんだろうと探してみたら SynCE (公式サイト) というプロジェクトがあるのだった。
でも、ドキュメントを読んでみたら、一部まだ Debian パッケージになってないところがあったりするし、ちょっとめんどうそう。というところで、WM5torage というのを EMonster にインストールすれば USB マス・ストレージ・クラスで接続できちゃうというのを知って、そっちにすることにした。同期したいものがあったりするわけでなく、ただファイル転送がしたいだけなので、これで必要十分。
まず、まとめ Wiki にあるように "PC への USB 接続" で "高度なネットワーク機能を有効にする" のチェックをはずしておく。そして xda-developers というサイトのフォーラム (forum.xda-developers.com) で会員登録して、このポストにアタッチされてる WM5torage の Kaiser (EMonster の海外名のひとつ) 対応版をダウンロードし、インストール。あとは USB ケーブルでつないで、WM5torage を起動し Activate するだけ。
マウントされるまでちょっと時間がかかるよって書きこみを 2ch で見た気もするのだけど、うちではふつうに数秒でマウントされた。
/etc/fstab と udev ルールを書いておく
これだけでも別にいいのだけど、どうせなんでいろいろ設定しておく。
*1:もしかしたら WINE で動いたりするのかもしれないけど、WINE って使ったことないし。
EMonster 雑感
買った理由
長らく au の G'zOne Type-R (A5513CA) を使ってて、これがパケット定額制が効かない機種なのだけど、携帯をほとんど使わないオールド・タイプだったので別に困ってなかった。ところが最近になって携帯でよくウェブにアクセスするようになり、早くパケット定額制が効く端末にしないともったいない状態になった。しかし、欲しいと思う端末がまったくなくて (au に限らず)、iPhone まで待てないし、どうしようかと思ってた。
一方で、Eee PC っておもしろそうだな、つぎのヴァージョンが出たら欲しい気がするな、ところでみんななにを使ってネットにつないでるんだろうと思ってたところで、"できるネット - 新たな一歩を応援するメディア" を読んだ。
WiFi でつなぐものをもってるわけでもないけど、これに決めた。
Windows Mobile
- Windows Mobile マシンなんて興味なかったし、この EMonster も、発売日に手に入れた友人にさわらせてもらってイマイチと思ってたのだけど、実際に使ってみて自由度に驚いた。メーカーお仕着せの使いかたしかできない Linux 携帯なら、Windows Mobile 携帯のほうが断然良い。
GNOME ログイン時に好みの形で GNOME Terminal を開く
縦横それぞれ標準の倍のサイズ (160 x 48) で、タブ 4 つの状態の端末 (GNOME Terminal) を、画面右下端に開くには、"gnome-terminal --geometry=160x48-0-0 --window --tab --tab --tab"。これを "システム" → "設定" → "セッション" の "自動起動するプログラム" に登録。めんどうなのかと思ってたら、むちゃくちゃ簡単だった……。
gnome-terminal のオプションは、man gnome-terminal するより gnome-terminal --help したほうがくわしかった。--geometry オプションについては man X して geometry を検索したらくわしく書かれてた。
Totem で YouTube の動画を観れるようになった
GNOME 2.22 がガンガン入ってきてる最近の Debian Sid だけど、今日、YouTube が観れるプラグインが追加された*1という Totem の 2.22.0-1 が入ってきたので、試してみた。
観れた。検索するとしばらく CPU 使用率が 50 % のままになる (Athlon 64 X2 なので) けど、問題なく観れる。
便利かな? 利点はなんだろう。Adobe が Flash プラグインを出してないアーキテクチャでも、あるいは Adobe のプロプライエタリな Flash プラグインなんて使わねーよって人でも、YouTube を観れるってところ? たしかに。でも、このあたり問題ない人にとってはどうだろう。
今日 "Mozilla Prism―デスクトップとウェブ・アプリを結ぶかけ橋へ | TechCrunch Japan" なんて記事を読んだばかりだからかもしれないけど、これなら、Greasemonkey つき Prism で適切に整形/改造した YouTube を表示する擬似専用ブラウザなんかを作れれば、そっちのほうが解決策としてスマートなんじゃないかという気がする。プレイヤ本体はネットの向こう側にあって、ローカル側にはその実行環境だけがあるというほうが、これからのアプリケーションとして正しい形なんだろうと思うから。
まあ、この Totem の YouTube プラグインは作れるから作ったっていう感じもあるんだろうし、YouTube にある動画とローカルにある動画をシームレスに再生できる (混在させた再生リストも作れる) ってことはあるし、いいんだけど、なんかそんなことを考えてしまった。
追記: そういえば、GStreamer の調子がおかしい。"システム" → "設定" → "サウンド" のところで、出力をハードウェア直にしないと音が出ない。そうすると ALSA の dmix が効かなくて、ひとつのアプリケーションが音を出してる間はハードウェアを握りっぱなしになり、他のアプリケーションが音を出せない。直るまで、非 GStreamer アプリケーションを使うことにする。