EMonster 雑感
買った理由
長らく au の G'zOne Type-R (A5513CA) を使ってて、これがパケット定額制が効かない機種なのだけど、携帯をほとんど使わないオールド・タイプだったので別に困ってなかった。ところが最近になって携帯でよくウェブにアクセスするようになり、早くパケット定額制が効く端末にしないともったいない状態になった。しかし、欲しいと思う端末がまったくなくて (au に限らず)、iPhone まで待てないし、どうしようかと思ってた。
一方で、Eee PC っておもしろそうだな、つぎのヴァージョンが出たら欲しい気がするな、ところでみんななにを使ってネットにつないでるんだろうと思ってたところで、"できるネット - 新たな一歩を応援するメディア" を読んだ。
WiFi でつなぐものをもってるわけでもないけど、これに決めた。
Windows Mobile
- Windows Mobile マシンなんて興味なかったし、この EMonster も、発売日に手に入れた友人にさわらせてもらってイマイチと思ってたのだけど、実際に使ってみて自由度に驚いた。メーカーお仕着せの使いかたしかできない Linux 携帯なら、Windows Mobile 携帯のほうが断然良い。
- まったく知らなかったのだけど、Windows Mobile は旧 Pocket PC で、Windows Vista が Windows NT 6.0 という内部ヴァージョンをもつような感じで、Windows Mobile 6 は Windows CE 5.0 というものらしい。ソフトの対応ヴァージョン表記などで最初混乱した。なお、タッチ・スクリーンへの対応 / 非対応で Professional と Standard にわかれてるとのこと。
- 長らく Windows から離れていたこともあって MSIME の使いかたによくわからないところがあったり、Windows Mobile は Windows ともまたちがってたり、最初タッチ & ホールド・メニューに気づかないことが多かったりして、まだいろいろ慣れない。
- 有料ソフトを買って使ってる人が多いというのは、少しばかりカルチャー・ショックだった。これは Windows の文化というわけでもないと思うから (昔 Windows ユーザだったときの記憶からして)、Windows Mobile の文化なのか、それとも有料のサーヴィスが栄えてる携帯の文化なのか。
- まさか、レジストリをゴリゴリいじるものだとは思わなかった。
- Java VM が載ってなくて、アプリ版 Gmail が使えないのはちょっと残念。
- 当然だけど、Google サーヴィス群ではなく Windows Live サーヴィス群が使いやすくなってるぽくて残念。後者はアカウントもってないので想像だけど。
EMonster
- 単体ではやっぱりちょっと非力だと思う。でも、他 (UMPC、MID など) と組み合わせたら無敵そうな感じ。
- 320 x 200 のスクリーンはやっぱりちょっと小さい。結局携帯向けサイトを使うことになる。良いウェブ・ブラウザを試せばそうでもないのかな? でも、CPU パワー的に iPhone の Safari なみの拡大縮小は無理そうな感じも。
- タッチ・スクリーンはすばらしい。でも、テン・キーがないので、ユビキタス p2 とかテン・キー特化サーヴィスは逆にちょっと不便。
- いまだテン・キー入力 (日本語とかの) に慣れないオールド・タイプにとって、キーボードはすばらしいとしかいいようがない。たぶんソフト・キーボードの iPhone に勝る。
- Qualcom の MSM7200 は ARM アーキテクチャ。安心して ARM 用バイナリをダウンロードしていい。わからなかったので Wikipedia とか見た。
総論
そのままで使いやすいものではないし、ライト・ユーザには薦めないけど、個人的には大正解だったぽい。